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録画時間の目安とハードディスク容量の節約方法

防犯用デジタルレコーダー録画時間の目安とは 実写映像による画質比較 モーション録画でHDDを節約! ビデオ圧縮方式で録画時間がグンと伸びる

録画時間の目安とは

 

目的に応じて、適切な録画設定から録画可能時間を割り出すことができます。


録画時間の目安イメージ 防犯用デジタルレコーダーにどのくらい録画ができるのか、あるいは搭載するHDDの容量がどのくらいあれば足りるのか。この疑問を解消するためには、まず撮影したい映像がどのくらいの解像度画質フレームレート(fps)を必要としているかを把握しなければなりません。

また、防犯用デジタルレコーダーが採用しているビデオ圧縮方式(H.264/H.265+など)や搭載可能なハードディスク容量によっても、録画可能日数は大きく異なってきます。

さらに、デジタル信号方式の防犯用デジタルレコーダーアナログHD方式の防犯用デジタルレコーダーコンポジット映像方式の防犯用デジタルレコーダーのように、対応している入力信号によっても対応している録画解像度が変わってきますので、それぞれの録画設定によって録画可能日数も変化します。

同じハードディスク容量で、できるだけ長く録画を行いたい場合、解像度※1/画質(ビットレート)※2/フレームレート(fps)※3を低く設定することとなりますが、映像のクオリティもその分低下しますので、希望通りの証拠能力を発揮できなくなります。

※1:解像度は映像のサイズを設定し、解像度が大きいほど細かいディティールが鮮明に映りますが、記録した映像のファイルサイズは比例して大きくなります。

往来 設定例:
撮影する対象が広角レンズで全体を映しつつ小さく映った人の顔などの判別も行いたい場合は、解像度8MP(4K)/5MP/4MPなど高く設定した方が有利です。
望遠レンズでクローズアップを行い、撮影対象が大きく映っている場合は、解像度1080p/720pなどある程度下げても細部が映ります。

解像度比較イメージ

※2:画質は映像の圧縮率を設定し、圧縮率が低いほど画質が高くなりますが、記録した映像のファイルサイズは比例して大きくなります。ビットレートは1秒あたりどのくらいのデータ容量を記録するかの設定となりますので、ビットレートが高いほど画質が良いですが、記録した映像のファイルサイズは比例して大きくなります。(ご使用の防犯用デジタルレコーダーにより、画質もしくはビットレートと表記が異なります)

駐車場 設定例:
車が止まっているか、いないかなど駐車場の駐車状況が分かればよいという場合は、ある程度画質を下げても問題ありません。

レジなどで金銭の受け渡しなどをしっかりと記録したい場合は、できる限り画質を上げて紙幣の種類なども分かるようにする必要があります。

映像データを圧縮する時は、画面をブロック単位に分割して圧縮を行いますが、情報量(ビットレート)が十分足りていない場合は、ブロック内の映像が詳細に表現できず、隣接するブロックとの階調差が発生して各ブロックが目立つようになります。この状態をブロックノイズと呼び、映像を見にくくする要因の一つとなります。(下記画質比較例のビットレート:32kbpsの画像をご参照ください)

また色の変化が激しい部分や、輪郭がはっきりした場所では、蚊柱のような細かいノイズが発生することがあります。これをモスキートノイズ(下記圧縮時のJPEG画像を参照してください)と呼びますが、映像の圧縮を設定する時、キーフレーム間隔を大きく開けた時に発生します。



キーフレームは、H.264H.265ビデオ圧縮方式のように時間軸で映像を圧縮する方式で、一定間隔ごとに存在する「1フレーム内で完全な映像となる」データです。このキーフレームが、一定時間内に多いほど映像は綺麗になりますが、データ量はその分増大します。逆にキーフレームを少なくするとデータ量は軽減されますが、圧縮時に発生するノイズが増加します。

映像の画質を設定する時は、上記のような「圧縮時に発生するノイズ」を実際の録画映像で確認しながら決めると、より効果的に防犯カメラの映像を記録することができます。

※3:フレームレートは1秒間に何枚の映像を撮影するかを設定し、フレームレート(枚数)が高いほど動きが滑らかな映像になりますが、記録した映像のファイルサイズは比例して大きくなります。

什器 設定例:
商品陳列棚の売れ行き状況確認をしたい場合は、フレームレートが例えば1秒間に1フレーム撮影する、というように大幅に少なく設定したとしても、毎秒ごとに商品の在庫が確認できることで、目的を達成することができます。

狭い場所に人が往来しているところを撮影する場合は、撮影したい人がその場所にいる時間が短いため、フレームレートを高くして撮影枚数を増やすことにより、確実な証拠映像を撮影することができます。動きのある監視映像の場合は、映している範囲(距離)とその場所を移動する被写体の速度により、必要なフレームレート設定が変化します。



区切り線

●画質比較例
解像度を1920x1080pフレームレートを30fpsに統一し、ビットレート(bps)のみを変更した映像です。
※画像をクリックすると、拡大映像が表示されます。



区切り線

録画日数イメージ ■ビットレート(bps)から録画時間を計算する方法
解像度画質フレームレートはいずれの設定も撮影する映像の品質とファイルサイズに関係しますが、「ビットレート」設定が行える防犯用デジタルレコーダーでは、このビットレート設定から録画日数の目安を算出することができます。

ビットレートは、映像1秒間あたりどのくらいのデータ量を詰め込むかの設定を行っています。データ量の単位はbitで、bit per second(1秒当たりのビット数)を略してbpsと表記します。1秒当たりの書き込みデータ量が分かれば、1日当たりの録画容量を計算することができ、ハードディスクの総容量で割れば録画日数が算出されます。

ハードディスクの容量の単位はbyteが使用されています。1byteは8bitに相当するデータ量です。そのため、ビットレートからハードディスクの使用容量を計算する時には、予めビットレートを1/8の数値にしてBps(Byte per second:ビットレートbpsと区別するためにBが大文字になる)の単位に変更する必要があります。

計算例:防犯カメラを1台接続した防犯用デジタルレコーダーで、搭載ハードディスク容量が1TB(1000GB※1)、録画時のビットレート設定が5120kbps、ビットレート形式がCBR(固定ビットレート)※2での場合

☆1日当たりの録画容量
5120kbps÷8×3600秒×24時間=55,296,000KB=1日当たり55.296GBを消費

☆搭載ハードディスク1TBでの録画可能日数
1000GB÷55.296GB≒録画可能日数は18日

※1:1TBは理論上1024MBとなりますが、商品としてHDDの容量を表示する場合は10進法が用いられており、実際の容量が1000GBとなります。

※2:録画設定でビットレートタイプがVBR(可変ビットレート)となっていると、映像の状態に応じてビットレートが自動的に増えたり減ったりします。映像の動きが少ない時に録画容量を節約することができるという技術です。そのため、VBR設定時は計算上の録画可能時間と実際に消費した録画容量が異なります。CBRVBRの選択基準は、より高い画質を求めるならVBRを、より正確な録画時間を求めるならCBRが向いています。

また、H.264+H.265+という映像圧縮方式を選択した場合、画質の設定は最大平均ビットレートによる設定を行います。その理由はCBRVBRの両方の特性を取り入れた、ABR(平均ビットレート)というビットレート方式を採用していることによります。

ABR
は、VBRのように映像の状態によってビットレートが変化しますが、録画データ全体を設定した平均ビットレートに近い数値に近づけるように予測を行いながら録画します。このため、VBRより録画の目安時間が正確になり、CBRより画質が良いという中間的な性能を持つビットレート方式となります。


ポイント 防犯用デジタルレコーダーの録画時間の目安を知るポイントは、
①撮影目的によって適切な解像度、画質(ビットレート)、fpsを想定する
②ビットレート設定から録画時間の目安を計算できる
となります。

HDDの容量を節約して録画時間を延ばす!その①

 

モーション検知(動体検知)・イベント検知を積極活用


モーション検知 計算上は希望している録画可能日数で記録することができるものの、録画された映像の品質が使用目的を満たさないレベルでは意味がありません。

そこで、録画設定だけに頼らずハードディスクの使用容量を減らす手段として「モーション検知録画」があります。

撮影対象が人物や車など動きのある被写体であれば、「モーション検知録画」の設定を行うことで録画可能日数を大幅に増やすことが期待できます。

防犯用デジタルレコーダーは、映像信号上の輝度の変化「映像上に動きがあったみなす」と検知し、動きが検知された時だけ録画を行い、動きのない時間帯は録画を行わないという機能を設定することができます。この機能を「モーション(動体)検知」と呼び、ハードディスクの使用容量を節約するだけでなく、録画映像を後から検索・再生する時に必要な(動きのある)映像だけを効率よく探すことができるようになります。また、映像上の特定の場所のみで動体検知を行うエリア設定なども可能です。

このモーション検知機能は、HD-SDI/EX-SDI対応 防犯用デジタルレコーダーAHD対応 防犯用デジタルレコーダーHD-TVI対応 防犯用デジタルレコーダーなど、様々な防犯用録画機器に搭載されています。

一方「モーション検知録画」のデメリットは、あくまで「ビデオ信号上の輝度の変化を検知」して動きとして見なしているため、風で揺れる木漏れ日の影に反応したり、空中を舞う雪や埃などにも反応してしまいます。また、人通りの激しい場所や交通量の多い撮影シーンでは効果を発揮することができません。

また「モーション検知録画」の弱点を補うために、VCA機能搭載の防犯用デジタルレコーダーも登場しています。VCA機能を利用すると特定のエリアや、仮想ラインを通過した人物や車に反応して録画を行うことができます。

さらに進化した防犯用デジタルレコーダーではAI機能を搭載し、撮影している映像内の仮想ラインや仮想エリアに「人物」や「車」が入ってきた時に検知を行い、より正確なイベント録画を行うことができます。

その他、アラーム入力に対応した防犯用デジタルレコーダーであれば、侵入警戒装置や人感センサーなどを接続して連動することにより、精度の高いアラーム録画を行うことができます。また、アラーム録画を行うと同時にリレー出力からサイレンパトライトなど外部警報機器に接続することにより、正確で素早い緊急事態への対応が実現します。

モーション検知録画アラーム録画などをまとめてイベント録画と呼びますが、このイベント録画設定時には、プリアラームポストアラームと呼ばれる2つの録画時間を設定することができます。プリアラームはモーションやアラーム入力を検知した瞬間から前の時間に遡って録画を行うことができます。ポストアラームは、モーションやアラーム入力を検知した瞬間から一定時間後まで録画を行うことができます。このプリアラームポストアラームの録画時間設定により、ハードディスクの消費量をコントロールすることができます。
※プリアラーム時間の設定は、デジタルレコーダーが使用可能な内蔵メモリー領域に依存しており、高解像度な映像や高フレームレートの映像を録画時には設定可能な時間が短くなる場合があります。

このように、防犯用デジタルレコーダーで「モーション検知録画」など、イベントが発生した際にのみ録画を行うという機能を利用すると、ハードディスク容量の消費を効果的に抑制することができます。


ポイント HDD容量を節約するポイントは、
①モーション検知録画機能を活用する
②アラーム検知録画やその他のイベント録画も効果的に使用する
となります。

HDDの容量を節約して録画時間を延ばす!その②

 

より優れたビデオ圧縮方式を採用した防犯用デジタルレコーダーを導入する


HDDイメージ 現在主流の国際規格H.264ビデオ圧縮方式は、画質を落とさず効率よく録画データを圧縮する技術として、従来方式のMPEG-2に比べ2倍以上の圧縮効率を実現し、多くの防犯用デジタルレコーダーに採用されています。

しかしながら近年では、ネットワークを介した遠隔監視への需要の高まりと、防犯カメラで撮影可能な解像度が4MP/5MP/4K(8MP)と飛躍的に向上していることから、特に普及著しいスマートフォンなどで円滑な監視映像を実現するために、ネットワーク上のトラフィック(一定時間内に流れるデータ量)軽減が急務となりました。

そこで防犯カメラシステムの世界では、国際規格に先んじて新しい映像圧縮方式が次々とリリースされています。

H.264の2倍の圧縮効率を持つH.264+を皮切りに、10年ぶりに更新された国際規格であるH.265のさらに2倍の圧縮効率を持つH.265+H.265+のさらに2倍の圧縮効率を実現したH.265プロ+が、ここ数年で一気に進化しました。映像の圧縮率が向上することにより、トラフィックが軽減され低ビットレートで滑らかな映像が実現します。

防犯用デジタルレコーダーで、より長い録画時間を必要とするシーンでは、防犯用デジタルレコーダーのビデオ圧縮方式の違いにも注目するとよいでしょう。

また、ネットワークカメラを選択する時にも、防犯デジタルレコーダーと同じようにビデオ圧縮方式の違いによって、録画容量やネットワークトラフィックの占有率が大きく変化します。そのため、H.265+などより高度な映像圧縮方式を採用したネットワークカメラを選択することにより、さらに円滑なライブ監視や録画を実現することが可能となります。

ポイント HDD容量を節約するポイントは、
①H.265+など最先端のビデオ圧縮方式に対応した防犯用デジタルレコーダーを導入する
②ネットワークカメラも、ビデオ圧縮方式の違いで円滑な遠隔ライブ監視・録画が実現する
となります。